Atomic Jazz Orchestra PROFILE

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アトミックジャズオーケストラはジャズが最も充実していた1950年代後半のカウント・ベイシー・ナンバ−だけをレパートリーとする異色のジャズビッグバンドとして、京阪神を中心にライブ活動を展開している。

バンド創設のきっかけは、1992年にMOSAIC RECORDから「The Complete Roulette Live Recordings of Count Basie and His Orchestra」という12枚組みのLPが発売されたことである。そこには当時絶頂期にあったCOUNT BASIE楽団の3つのライブ:

 
The Americana Hotel, Miami Florida May 31,1959  
Live at Birdland, NYC June 27-28,1961  
Dans In, Grona Lund, Stockholm, Sweden August 9-12,1962

が完全なかたちで収録されており、ある時は咆哮、ある時はささやきのようなダイナミックスと、ブルージーで楽しいメロディー、そして「ALL AMERICAN RHYTHM SECTION」を中心にバンド全体から繰り出すスイング感にあふれるサウンドがつまっていた。

学生時代に大阪大学NEW WAVE JAZZ ORCHESTRAでカウント・ベイシーの音楽に触れていた本多一光と森知彦は、このレコードを聴いて再びインスパイアされ、自分達でもそのようなサウンドをだせるバンドを作ることを決心し、京阪神で活動しているアマチュア、セミプロのミュージシャンに声をかけ1992年暮れにビッグバンドを結成した。バンド名はカウント・ベイシー楽団が1950年代にATOMIC BANDと呼ばれていたところから、アトミックジャズオーケストラとした。結成時のメンバーは

trumpet岩田 英司、辰巳 哲也、藤井 輝記、本岡 朗、本多 一光(leader)
trombone 大西 哲郎、寺島 智秀、伊佐 直裕、西村 重徳
reeds吉田 明弘、鈴木 洋子、横地 太郎、高木 浩志、家垣 吉孝
rhythm鈴木 陽子、永田 真紀子(p)、矢野 元(g)、大澤 善樹(b)、森 知彦(ds, leader)

以来、リーダーは本多一光&森 知彦〜本多 一光〜西村 重徳〜本多一光〜岩田 英司〜本多一光と変わり、多くのメンバーの出入りがあったものの、週末のリハーサルでレパートリーを増やしつつ、京阪神のライブハウスやイベントでライブ活動をし、2013年をもって結成20周年となった。2001年のロイヤル・ホースでのライブでは現Count Basie Orch.のメンバー達と夢の共演を果たし、彼等から
「Count Basieの音楽と、その精神を忠実に再現しているすばらしいバンドだ。今後も、我々はアメリカで、君たちは日本で、互いにいい演奏をしていこう!」
と、非常に高い評価を得ることができたのは至上の喜びである。

Count Basie Orch.の曲を演奏できることを誇りに思い、「聴衆といっしょになってスイングしたときに琴線に触れる」というメンバー達の演奏を通じてカウント・ベイシーの音楽の楽しさを少しでも知って頂けたら幸いである。